北本所出村町(読み)きたほんじよでむらちよう

日本歴史地名大系 「北本所出村町」の解説

北本所出村町
きたほんじよでむらちよう

[現在地名]墨田区太平たいへい一丁目・横川よこかわ一丁目

横川(大横川)東岸にあり、東は本所法恩ほうおん寺・霊山りようぜん寺・本法ほんぽう寺、西は柳島やなぎしま村・小梅こうめ村畑地、北は武家地。もとは北本所町の内にあったが、万治二年(一六五九)武家屋敷とするため上地となった。その後竪川たてかわ通に代地を与えられ、寛文九年(一六六九)町屋に取立てられたが、同所も本所柳原ほんじよやなぎはら町となり、貞享三年(一六八六)横川東岸の当地を与えられた。宝永三年(一七〇六)には家作改御免とされ、正徳三年(一七一三)町奉行・代官の両支配となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android