出村町(読み)でむらまち

日本歴史地名大系 「出村町」の解説

出村町
でむらまち

[現在地名]敦賀市松栄まつえ

ちや町・池子いけす町の西に位置し、町方の西端で今浜いまはま村と境する。「敦賀雑記」は当村の成立につき、「洪水ニ山崩之節爰ニウツル」と記し、「敦賀志」は「いつの頃にや有けん、大地震にて西浦の内一浦高波にてくづれしが、残し者此所へ出て村居せしより出村といひしとぞ」と載せ、やや異なるが、西にし浦からの転住は共通する。さらに「敦賀志」は「永建寺・道川兄弟等地替の事大谷氏より被命し時、川西茶町辺すべて退去し空地たりしを、彼城破却の後空印君の御免を蒙り、復町屋を建てしとそ、天和頃ハ娼家も有しよし也」と続けるが、永建寺文書・「寛文雑記」「遠目鏡」等の諸記録に各々みえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む