…江戸前期の俳人。姓は北村。名は季順(すえより)。通称は久太郎(休太郎)。初号季重。北村季吟の子。京都三条山伏山町の生れ。父季吟の指導によって幼時から俳諧に親しみ,1659年(万治2)12歳で早くも季吟の古今伝授竟宴(きようえん)の俳諧に出座,67年(寛文7)には20歳の若さで宗匠となり,季吟の援助の下これを記念して《続山井(ぞくやまのい)》を編んだ。78年(延宝6)ころから季吟の庇護を離れ,俳壇での主導権を譲られたようで,談林の新風を競い合う気鋭の若手俳人との交渉が活発となった。…
※「北村湖春」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...