事典 日本の地域ブランド・名産品 「北海道の小豆」の解説
北海道の小豆[豆類]
ほっかいどうのあずき
主に十勝地方(河東郡音更町・河西郡芽室町・帯広市など)で生産されている。本格的な栽培が始まったのは明治以降で、開拓初期は米の栽培が禁じられていたこともあり、商業作物として急速に広がった。北海道では小豆の成育上重要な6月〜8月は日照時間も長いなどの好条件が揃い、現在では国内生産の75%前後を占めている。「エリモショウズ」「きたのおとめ」「しゅまり」「とよみ大納言」「アカネ大納言」などの品種が栽培されている。道内でも、十勝地方は、昼夜の寒暖の差が大きく最も栽培に適した気候であるといわれている。ようかん・おしるこ・おはぎなど和菓子の餡として多く利用されている。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報