おはぎ

関連語 牡丹 名詞 嫁菜

日本大百科全書(ニッポニカ) 「おはぎ」の意味・わかりやすい解説

おはぎ
おはぎ / お萩

餅菓子一種。萩餅(はぎのもち)の女房詞(ことば)。ぼた餅ともいう。糯米(もちごめ)と粳米(うるちまい)を等量に混ぜて炊き、粗くすり搗(つ)いて丸め、きな粉や餡(あん)、すりごまなどをまぶしたもの。春つくるのがぼた餅、秋つくるのがおはぎ、あるいは、餡ものがぼた餅、きな粉がおはぎと、色合いによる区分けもされたが、現在は春秋を通じおはぎともぼた餅ともいう。おもに彼岸(ひがん)の菓子。

[沢 史生

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「おはぎ」の意味・わかりやすい解説

おはぎ

牡丹餅(ぼたもち)

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のおはぎの言及

【ぼた餅(牡丹餅)】より

…春秋の彼岸につくって仏壇に供え,親戚縁者などへ配る風習があった。ぼたん餅のなまった語で,別に〈萩(はぎ)の花〉〈萩の餅〉〈おはぎ〉ともいう。いずれも形や色をボタンやハギに見立てたもので,萩の花の語は《日葡辞書》にFaguino fanaとして書かれている。…

※「おはぎ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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