北田井村(読み)きただいむら

日本歴史地名大系 「北田井村」の解説

北田井村
きただいむら

[現在地名]氷上町賀茂かも

東端佐治さじ(加古川)が流れ、対岸絹山きぬやま村、西は安全あんぜん(五三七・四メートル)。永禄五年(一五六二)八月一九日の円通寺段銭米納帳(円通寺文書)に田井、「田井ノ常楽ノ宮□」などが散見される。「丹波志」は南の田中たなか村・南田井村を枝村とし、古くは両村を含んで田井村と称した。慶長三年(一五九八)織田信包(柏原藩)領となる。正保郷帳に田井村とみえ田高九八七石余・畠高六二石余。芝山あり、日損・水損少しあり。同藩領。慶安三年(一六五〇)幕府領となり、延宝検地により北田井村・南田井村・田中村に分村したという(幸世村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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