氷上町(読み)ひかみちよう

日本歴史地名大系 「氷上町」の解説

氷上町
ひかみちよう

面積:一一〇・一四平方キロ

氷上郡西端に位置し、東は市島いちじま町・春日かすが町、西は多可たか加美かみ町、南は山南さんなん町・柏原かいばら町、北は青垣あおがき町に接する。中央部を佐治さじ(加古川)が南流し、北西部の葛野かどの谷から葛野川が東流して同川に合流する。石生いそ水分みわかれは日本最低所の中央分水嶺で、一方は加古川を経由して瀬戸内海、他方は由良ゆら川を経由して日本海に注ぐ。佐治川流域では耕地が開け、水稲・野菜・花の栽培が行われる。佐野さの地区周辺は水鳥の里として知られ年中多様な鳥が訪れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報