北野呂村(読み)きたのろむら

日本歴史地名大系 「北野呂村」の解説

北野呂村
きたのろむら

[現在地名]一宮町北野呂

川の扇状地に位置し、南は中尾なかお村・南野呂村、東は下岩崎しもいわさき(現勝沼町)、北は等々力とどろき(現同上)。枝郷に一町田いつちようだがある(甲斐国志)。慶長古高帳に北野呂とみえ高三五五石余、幕府領と旗本小田切領。貞享二年采地簿(臆乗鈔)には旗本小栗氏がみえ、元禄郷帳でも変わらず。小栗氏は寛永一〇年(一六三三)に宛行われたと考えられる(「寛政重修諸家譜」など)。宝永二年(一七〇五)以降の領主変遷金田かねた村に同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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