北金岐村(読み)きたかなげむら

日本歴史地名大系 「北金岐村」の解説

北金岐村
きたかなげむら

[現在地名]亀岡市大井おおい町北金岐

行者ぎようじや山の東麓、金岐三村の真ん中に位置する。北は金岐宿かなげしゆく村、南は南金岐村、東は大井村まで田が広がる。

天保一二年(一八四一)の「桑下漫録」によれば高一八〇石、戸数二五、旗本佐々隼之助知行地。農作は五穀を専らとした。

村内に黄檗宗常観じようかん寺がある。元禄一〇年(一六九七)の紫雲山常観禅寺記(同寺蔵)によれば、桓武天皇創建で、その後元弘・建武の乱に荒廃した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android