区限刺繍(読み)くげんししゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「区限刺繍」の意味・わかりやすい解説

区限刺繍
くげんししゅう

基布の織り糸の数を数え一定の大きさ,あるいは規則的に大きさを変えるステッチで仕上げる刺繍総称クロス,ハーフクロス,ランニング,ダブルランニング,フレームゴブランなどのステッチを用いる。一般に幾何学模様様式化された模様多くモザイクのような効果をもつのが特色

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の区限刺繍の言及

【キャンバス・ワーク】より

…粗い平織の手芸用布(キャンバス)の織糸にそってししゅうする技法の総称。キャンバス・エンブロイダリー,区限ししゅうともいい,アメリカではニードル・ポイントneedle pointという。この技法は,古くからあるプチ・ポアン(テント・ステッチ),グロ・ポアン(クロス・ステッチ)などが代表的な刺し方で,土台布の織糸をすくって縦,横,斜めの方向に刺すので,図柄は織り目にそって構成され,布全体を刺すと織物風になる。…

【刺繡】より

…〈刺〉は針で縫うこと,〈繡〉は衣に采(いろどり)を施すこと,つまり,糸を針にとおして布地の表と裏から刺し,布の表面または表と裏の両面に,糸で絵画的な図柄や文様などをいろいろな技法で刺しあらわすことで,狭義には色糸刺繡を指し,刺繡の中で最も基本になる技法である。英語でエンブロイダリーembroidery,ニードル・ワークneedle workなどという。そのバリエーションには白糸刺繡,黒糸刺繡,シャドー刺繡,キャンバス・ワークなどや,糸の代りにリボン,コード,ビーズ,スパングルなどを使う刺繡,布の代りにすきまのあるレース状のものに刺すネット刺繡,チュール刺繡などがある。…

※「区限刺繍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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