医化学派(読み)いかがくは(その他表記)iatrochemical school

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「医化学派」の意味・わかりやすい解説

医化学派
いかがくは
iatrochemical school

人体病態および生理的諸現象を化学的に説明しようとした一派をさす。 17世紀から 18世紀にかけて台頭したもので,医物理学派に対する呼称。代表的人物に J.Bヘルモント,F.シルビウス,J.メイヨウらがいる。ガス発酵などは医化学派の造語であり,同派は近代化学の基盤となった。

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世界大百科事典(旧版)内の医化学派の言及

【医学】より

…医物理派とも訳される),化学を原理としようと考えた人々のことを化学的医学派(イヤトロケミカー。医化学派とも訳される)とよぶ。物理学も化学も,まだ草創期にあり,方法もまだ未熟である時期に,著しく複雑な身体現象の説明を求めても,無理が多い。…

※「医化学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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