医療福祉用ロボット(読み)いりょうふくしようロボット

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「医療福祉用ロボット」の意味・わかりやすい解説

医療福祉用ロボット
いりょうふくしようロボット

障害者や病人老人など,弱い人のために働くロボット。医療の補助のためのロボットとしては,手術を補佐するロボット,蘇生術などの訓練用ロボット,患者を移送したり監視するための介助・看護用ロボットなどがある。福祉用ロボットとしては,手足の不自由な人のための義手義足,知能車イス,目の見えない人のための盲導犬ロボット病室で病人の身の回りのサービスを行なうロボットなどがある。このようなロボットは技術的な高機能性のほかに,絶対的な安全性や,心理的に弱者を圧迫しない優しさが必要である。同時に,ロボットが直接面倒を見るのではなく,あくまでも人間が主導権を持って対応し,ロボットは力や正確さ,長時間性などを補佐するために働くのである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

ぐんまちゃんの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android