匿路(読み)くけじ

精選版 日本国語大辞典 「匿路」の意味・読み・例文・類語

くけ‐じ‥ぢ【匿路・漏路】

  1. 〘 名詞 〙 ぬけみち。間道。わきみち。くけみち。
    1. [初出の実例]「何(いづく)にか匿(クケ)地の有ると見れば、後は皆築地(ついぢ)にて、門よりほかは路も無し」(出典太平記(14C後)一)

くけ‐みち【匿路・漏路】

  1. 〘 名詞 〙くけじ(匿路)〔運歩色葉(1548)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android