十人衆(読み)じゅうにんしゅう

精選版 日本国語大辞典 「十人衆」の意味・読み・例文・類語

じゅうにん‐しゅうジフニン‥【十人衆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頭だつ一〇人の人々。
    1. [初出の実例]「松永方の城摂州難太多喜山を三好の三人衆方、淡州十人衆、安宅方大将にて取懸て合戦有、多喜山衆負討死。首十一安宅方へ討取と云」(出典:細川両家記(1573))
  3. 幕府出納をつかさどる江戸豪商の代表一〇人。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕
  4. 豊臣時代に設けられた「五大老」と「五奉行」の一〇人をいう。〔武家名目抄(19C中か)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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