日本歴史地名大系 「十住心院跡」の解説 十住心院跡じゆうじゆうしんいんあと 京都市:山科区小山村十住心院跡貞観元年(八五九)円仁が東音羽(ひがしおとわ)山に創立したという寺。現存せず、跡地は現京都市山科区小山(こやま)辺りとされる。応和年間(九六一―九六四)に焼失したが再建、再び水害で流失したという(宇治郡名勝誌)。中世後期には寺跡に、連歌師で足利義教・細川勝元などと親しい心敬が住んだといわれ、「山城名勝志」は「心敬僧都住菴」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報