じゅう‐じゅうジフヂュウ【十住】
- 〘 名詞 〙 仏語。
- ① 菩薩が修行の過程でふむ五二の段階中、第一一から第二〇までの階位。発心住、治地住、修行住、生貴住、方便住、正心住、不退住、童真住、法王子住、灌頂住の一〇。十心住。十解。
- [初出の実例]「上上十住初心」(出典:往生要集(984‐985)大文一〇)
- [その他の文献]〔六十華厳経‐八〕
- ② 十地(じゅうじ)の異名。〔十住毘婆沙論‐譬喩品〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の十住の言及
【十地】より
…仏教を修行する過程での10の境地・段階を指す。サンスクリットdaśa‐bhūmiの訳語であるが,他に〈十住(じゆうじゆう)〉とも訳されている。しかし,十住は十地よりも低い段階を指している場合もある。…
※「十住」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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