デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「十兵衛」の解説 十兵衛 じゅうべえ 幸田露伴の小説「五重塔」の主人公。腕はいいが世渡りがへたな大工で,川越の源太の子分。「のっそり」とあだ名されている。名を末代までのこそうと,源太をおしのけ江戸谷中の感応寺の五重塔建立に名乗りをあげ,激しい嵐にも釘一本ゆるまない塔を完成させた。作品は明治24-25年「国会」に連載。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例