十勝鉄道清水部線(読み)とかちてつどうしみずぶせん

日本歴史地名大系 「十勝鉄道清水部線」の解説

十勝鉄道清水部線
とかちてつどうしみずぶせん

現清水町から現鹿追しかおい町にかけて敷設された私設鉄道。総延長四三・六キロの単線。大正九年(一九二〇)日本甜菜製糖株式会社が清水工場に原料ビート輸送するために下清水―鹿追間二六・八キロに軌間七六二ミリの専用軌道を敷設、翌年営業開始した。同一二年同社は明治製糖株式会社に合併となり、同一三年河西鉄道株式会社が設立されて鉄道に関する資産を引継ぎ、翌年河西鉄道として下清水―鹿追間二六・八キロ、北熊牛きたくまうし―南熊牛間七・五キロ、下幌内しもほろない―上幌内(現鹿追町)間五・二キロの、計三九・五キロの営業を開始した。同一五年には下清水―清水間〇・六キロ、鹿追―万代橋ばんだいばし(現鹿追町)間一・三キロ、南熊牛―関山せきやま(現芽室町)間二・二キロを延長。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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