十文銭(読み)ジュウモンセン

デジタル大辞泉 「十文銭」の意味・読み・例文・類語

じゅうもん‐せん〔ジフモン‐〕【十文銭】

宝永5年(1708)に発行された宝永通宝のこと。1枚で10文に通用した。大銭。当十文。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 たいせん 名詞

精選版 日本国語大辞典 「十文銭」の意味・読み・例文・類語

じゅうもん‐せんジフモン‥【十文銭】

  1. 〘 名詞 〙 一〇文通用の銭貨江戸時代、宝永五年(一七〇八)に宝永通宝十文銭が初めて発行されたが、世評はきわめて悪く、翌年通用禁止となった。他に例はないが、奈良平安時代銅銭は新規に発行された当初前代の銭貨の一〇文通用が規定されることが通例であったから、これに始まるともいえる。大銭(たいせん)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む