十王頭(読み)じゅうおうがしら

精選版 日本国語大辞典 「十王頭」の意味・読み・例文・類語

じゅうおう‐がしらジフワウ‥【十王頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (かぶと)の変り鉢の一種の名。
    1. 十王頭<b>①</b>〈武用弁略〉
      十王頭〈武用弁略〉
  3. 近世臑当(すねあて)立挙(たてあげ)の部分の称。立挙のない臑当に対していう。十王領。
    1. [初出の実例]「宗薫の直垂に十王頭(じふワウガシラ)の小手臑当」(出典:談義本・地獄楽日記(1755)五)
  4. 刀の柄(つか)兜金(かぶとがね)異称。〔俳諧・女夫草(1672)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android