十王頭(読み)じゅうおうがしら

精選版 日本国語大辞典 「十王頭」の意味・読み・例文・類語

じゅうおう‐がしら ジフワウ‥【十王頭】

〘名〙
① 兜(かぶと)の変り鉢の一種の名。
近世臑当(すねあて)立挙(たてあげ)の部分の称。立挙のない臑当に対していう。十王領。
談義本・地獄楽日記(1755)五「宗薫の直垂に十王頭(じふワウガシラ)の小手臑当」
③ 刀の柄(つか)兜金(かぶとがね)異称。〔俳諧・女夫草(1672)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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