十駕斎養新録(読み)じゅうがさいようしんろく(その他表記)Shi-jia-zhai yang-xin-lu; Shih-chia-chai yang-hsin-lu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「十駕斎養新録」の意味・わかりやすい解説

十駕斎養新録
じゅうがさいようしんろく
Shi-jia-zhai yang-xin-lu; Shih-chia-chai yang-hsin-lu

中国,清の学術書銭大 昕 (せんたいきん) 撰。 20巻,余録3巻。嘉慶4 (1799) 年完成。序によれば,顧炎武の『日知録』の体裁にならって作成したという。十駕斎とは著者の,養新とは著者の父の書斎名である。同 10年に阮元が刊行し,翌年子の東塾が未刊稿を整理し,『養新余録』 (3巻) として刊行した。経,史,子,集の全般にわたる内容をもち,銭大 昕の学問の幅の広さをよく表わしている。

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