日本歴史地名大系 「千代原村」の解説 千代原村ちよはらむら 京都市:西京区千代原村[現在地名]西京区桂(かつら)〈乾(いぬい)町・艮(うしとら)町・巽(たつみ)町・千代原町・坤(ひつじさる)町・南巽(みなみたつみ)町〉山陰道の北側に位置。北は上桂(かみかつら)、東は下桂・川島、南は川島、西は下山田(しもやまだ)・御陵(みささぎ)の各村に接する。中世には下桂庄の荘域の一部と考えられ、地名は「祇園執行日記」の応安四年(一三七一)八月一一日条に「千代原観音寺々田事」とある。この観音寺寺田は祇園社(現東山区)の神田であったらしく、当地の預所を改替したため、百姓が逃散したことが記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by