千保村(読み)せんぼむら

日本歴史地名大系 「千保村」の解説

千保村
せんぼむら

[現在地名]砺波市千保

大窪おおくぼ村の南にあり、千保川跡の右岸に位置する。西は千保新村。元禄一四年(一七〇一)の村名由来書(川合家文書)には、千保川原の内野を元和四年(一六一八)新開したことから千保新村と称され、のち村御印を下されたとき千保村と改められたとある。正保郷帳には千保新村とあり高二七一石余、田方一七町八反余・畑方二反。水損所と注記される。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では千保村とあり草高六三石・免三ツ三歩、小物成はない。その後寛文九年の新開高二七石余、元禄四年の開添高一〇石余(ともに免三ツ三歩)などが加わり、享保一三年(一七二八)には二六六石余までになるが、元文五年(一七四〇)には九五石余が検地引高となる(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android