日本大百科全書(ニッポニカ) 「千山山脈」の意味・わかりやすい解説 千山山脈せんざんさんみゃく / チェンシャン 中国、遼寧(りょうねい/リヤオニン)省にある山地。長白山脈の支脈にあたり、北東から南西への走向を示す。片麻(へんま)岩、花崗(かこう)岩、石灰岩からなり、長期にわたる侵食の結果、大部分は波状の丘陵となっている。主峰は綿羊頂子山(1046メートル)。東北三大名山の一つに数えられ、多くの仏寺や道観(道教寺院)があり、文化財に富む観光地となっている。付近はナシの産地としても有名である。[河野通博] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の千山山脈の言及 【遼東半島】より …北限は遼河と鴨緑江の河口を結んだ線とされる。千山山脈が半島を貫き,長期にわたる侵食で低い丘陵となっている。トウモロコシ,稲などの穀類のほか,リンゴの産出とサクサン(柞蚕。… ※「千山山脈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by