千手堂跡(読み)せんじゆどうあと

日本歴史地名大系 「千手堂跡」の解説

千手堂跡
せんじゆどうあと

[現在地名]中京区常盤木町

二条京極きようごく大路の東にあった堂。平治の乱で敗れた源義朝の首級を受授した所といわれる。古活字本平治物語」に平治二年(一一六〇)一月七日「平大夫判官兼行・五位の出納康道、二条京極の千手堂にゆき向て二の頸をうけ取て則実検せらる。今日は重日とてわたされず」とあり、二月九日、首は「西洞院を上りにわたし、左の獄門の樗の木にぞかけたりける」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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