千浦村(読み)ちのうらむら

日本歴史地名大系 「千浦村」の解説

千浦村
ちのうらむら

[現在地名]富来町千浦・久喜ひさき

風無かざなし村の西にあり、日本海に面する。正保郷帳の高二六四石余、田五町六反余・畑一二町、免三ツ四歩一厘。寛文一〇年(一六七〇)の村御印には高二四〇石、免五ツ、小物成は山役二四三匁・苦竹役三六匁、猟舟櫂役五二七・五匁(うち出来四三二・五匁)、網役九二匁、旅舟役六匁(出来)・三歩半口銭一五五・一匁(出来)・外海船櫂役四九匁(うち出来四二匁)とある(三箇国高物成帳)。天保年間(一八三〇―四四)の村明細によると家数一〇〇(うち頭振五二)・人数三九二、稼は猟業・舟水主・木綿・渡海船稼。文化四年(一八〇七)の渡海船一、嘉永二年(一八四九)の猟船二(加藤文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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