千田河原村(読み)せんだかわらむら

日本歴史地名大系 「千田河原村」の解説

千田河原村
せんだかわらむら

[現在地名]玉名市千田川原せんだがわら

菊池川河口の三角洲北端にあり、北境を南流する菊池川が大きく西へ流れを変えている。東は中北帳なかきたちよう村、西は小島おしま村、南は小野尻おのじり村に接する。菊池川対岸の永徳寺えいとくじ村とは近世初頭の掘替工事以前までは一連の洲であったとされる。天正検地を写したとされる慶長九年(一六〇四)九月の検地帳には「伊倉栴檀川原村」とあり、田二町四畝余・畠屋敷七町三反五畝余・屋敷二筆、分米七三石六斗余、実検といわれる同年二月の検地帳には「伊倉千田川原村」とあり、田四町八反八畝余はすべて上田、畠屋敷九町九反九畝余・屋敷二〇筆、分米一四〇石九斗余。小田手永に属した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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