千種殿跡(読み)ちぐさどのあと

日本歴史地名大系 「千種殿跡」の解説

千種殿跡
ちぐさどのあと

「拾芥抄」には、「六条ノ坊門南西洞院東、中務卿具平親王家、保昌伝領之」とあり、六条坊門の南とするが、「坊目誌」は「実は北なり、本書の誤歟」と記す。しかし「水左記」承暦元年(一〇七七)一二月一五日条には「此日高倉殿御領六条地一町、字千種殿、新券渡美作守江匡房朝臣了、依被沽却件朝臣也」とあり、藤原師実が六条の千種殿を大江匡房に売却しているが、その記事によれば「六条地」とあり、六条坊門の南方一町とすべきであろう。この方一町は現毘沙門(びしやもん)町全域と八百屋(やおや)町・西錺屋(にしかざりや)町・蛭子(えびす)町の一部にあたる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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