千童子村
せんどうじむら
[現在地名]木津町大字木津町 瓦谷・宮ノ内・奈良道、大字木津 清水・川原田・八色・奈良道
木津川に注ぐ井関川下流域に位置する。北は小寺村、南は奈良街道を南進して市坂村に至る。木津郷の一。
村南部を今も城戸というが、「大乗院寺社雑事記」明応八年(一四九九)一二月一七日条に「二月十五日炎会御油ハ木津座役也、ヲトナハ井上コウ屋、(中略)二臈ハ御童子城士之伊勢屋紀七也」とある。「御童子」は千童子と関係があるかと思われるが不詳。なお御童子は同書の所々に散見され、文明一六年(一四八四)九月一七日条には「木津庄之内御童子田、大乗院領」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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