千箱玉(読み)ちはこのたま

精選版 日本国語大辞典 「千箱玉」の意味・読み・例文・類語

ちはこ‐の‐たま【千箱玉】

  1. 〘 連語 〙 ( 「ちはこ」は「ちわこ」「ちばこ」とも ) 多くの箱に入った玉。多くの財宝婚礼祝儀として「千秋万歳の千箱の玉を奉る」とうたった。
    1. [初出の実例]「千秋万歳の、ちはこのたまをたてまつる」(出典:光悦本謡曲・難波(1427頃))
    2. 「千箱(チハコ)の玉(タマ)を奉れば、娘に甘いお袋の悦び」(出典浮世草子・世間母親容気(1752)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android