千賀ノ浦(読み)ちがのうら

精選版 日本国語大辞典 「千賀ノ浦」の意味・読み・例文・類語

ちが‐の‐うら【千賀浦・値嘉浦】

  1. ( 「ちかのうら」とも )
  2. [ 一 ] ( 千賀浦 ) 宮城県中部、松島湾西部の地名塩竈(しおがま)港がある。千賀の塩竈。塩竈の浦。
    1. [初出の実例]「みちのくのちがのうらにて見ましかばいかにつつじのをかしからまし」(出典:道綱母集(1008頃か))
  3. [ 二 ] ( 値嘉浦 ) 長崎県五島列島の海の古称とも、福岡県の海の古称ともいわれる。
    1. [初出の実例]「ちかの浦になみかけまさるここちしてひるまなくてもぬるるそでかな」(出典:松平文庫本道信集(984頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android