千足村(読み)せんぞくむら

日本歴史地名大系 「千足村」の解説

千足村
せんぞくむら

[現在地名]砥部町千足

砥部川中流右岸の地を占め、北は宮内みやうち村、南は岩谷口いわやぐち村、西は北川毛きたかわげ村、東は山境で現松山市に接する。千足の地名の初見は文明二年(一四七〇)の大森直治寄進状(大山積神社文書)である。

<資料は省略されています>

砥部地域は大森氏没落のあとは河野氏の部将、荏原えばら郷の平岡氏の治下にあった。千足村は寛永一二年(一六三五)に松山藩領から大洲藩領となったいわゆる「御替地おかえち」に属し、江戸時代を通じ大洲藩領で、浮穴うけな郡砥部郷一九村の一である。


千足村
せんぞくむら

[現在地名]豊田市千足町

本地ほんじの北、逢妻女あいづまめ川に沿う村。「千束」とも記す。明治一八年(一八八五)の「愛知県西加茂郡各村沿革調」に、「万治二年中松平但馬内松平右衛門作分家ニ付本地村字千束ヲ千束村ト改松平右衛門作知行所トナス此高二百五十二石八斗七升二合」とあり、本地村からの分村である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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