千須谷村(読み)せんずやむら

日本歴史地名大系 「千須谷村」の解説

千須谷村
せんずやむら

[現在地名]平塚市千須谷

東は片岡かたおか村、西・南は上吉沢かみきつさわ村、北は南金目みなみかなめ村に接する。北に開けた谷戸と小山の縁沿いに集落がある。梅沢うめざわ道二本がそれぞれ西南境・東境を通り村内で合流する。

寛文三年(一六六三)小田原藩領、元禄一〇年(一六九七)旗本揖斐領。寛文五年一〇月の検地帳(曾我文書)によれば田五町四反余、畑一五町七反余。大磯宿(現中郡大磯町)の大助郷を勤め、元禄七年の助郷高一五三石(「大磯宿助郷村高覚」県史九)。安政二年(一八五五)九月に名主忠左衛門ほか三名と百姓源十郎との間で、源十郎が両親の法事にからめて石塔の建替えを策したことから村付合いをめぐる問題に発展し、先祖墓所を今までどおりの場所に差置くことで決着する(「名主忠左衛門より源十郎へ掛る墓塔一件」曾我文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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