日本歴史地名大系 「千駄ヶ谷一丁目」の解説 千駄ヶ谷一丁目せんだがやいつちようめ 東京都:新宿区旧四谷区地区千駄ヶ谷一丁目[現在地名]新宿区霞岳町(かすみがおかまち)明治五年(一八七二)本所霊山(りようぜん)寺領千駄ヶ谷町のうち鉄砲場東続きの町屋や千駄ヶ谷神明門前、幕府の焔硝蔵・鉄砲場や西丸先手組与力同心大縄地や幕臣屋敷地、立法(りゆうほう)寺・境妙(きようみよう)寺・長善(ちようぜん)寺、天祖(てんそ)神社(江戸時代には神明社)の各境内地などを合せて成立。成立時には北は千駄ヶ谷大番(せんだがやおおばん)町、西は千駄ヶ谷二丁目、南は同甲賀(こうか)町などであった。天台宗境妙寺は古くは日蓮宗の寺院で麹町地獄谷(じごくだに)にあったが、寛永六年(一六二九)当地に移転、元禄年間(一六八八―一七〇四)天台宗に改めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報