千鳥破風(読み)チドリハフ

デジタル大辞泉 「千鳥破風」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐はふ【千鳥破風】

屋根斜面に設けた小さな三角形破風狐格子きつねごうしをはめ込み、装飾や通気用に用いる。据え破風。

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精選版 日本国語大辞典 「千鳥破風」の意味・読み・例文・類語

ちどり‐はふ【千鳥破風】

  1. 〘 名詞 〙 破風の一種。屋根の斜面に取り付けた三角形の破風。障泥破風(あおりはふ)。〔家屋雑考(1842)〕

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世界大百科事典(旧版)内の千鳥破風の言及

【破風】より


[日本]
 屋根の形式で分けると,切妻破風(切破風),入母屋破風のほか,屋根面の途中に棟を突き出して設けた据(すえ)破風,向拝(こうはい)や庇(ひさし)のように茅負(かやおい)や隅木に取り付く縋(すがる)破風,軒の中央に設けられた軒唐(のきから)破風がある。入母屋破風や据破風のように,下方に屋根面があるものは千鳥破風ともいう。破風板の形状で分けると,一般的な反り破風,反対に盛り上がる起り(むくり)破風,直線の直(すぐ)破風,前後の長さが異なる流れ破風,片方がごく短い招き破風,照起りの形をとる唐破風などとなる。…

※「千鳥破風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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