半坂遺跡(読み)はんさかいせき

日本歴史地名大系 「半坂遺跡」の解説

半坂遺跡
はんさかいせき

[現在地名]神津島村面房 半坂

島の南端付近、秩父ちちぶ山の西方山麓斜面の標高一〇〇メートル前後の比較的平坦地に位置する、カジヤノ沢の西岸で北側に沢を望み、東・南・西の三方高台が囲んでいて、西からの季節風を防ぐ好地である。村道工事の際、谷を埋めるために切崩した東側の傾斜地から、円礫を配した配石遺構と縄文時代中期の土器片が出土、崖面には偏平の礫が三点、竪穴状の掘込みの底面部分に露出していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android