南チベットデタッチメント(読み)みなみチベットデタッチメント

最新 地学事典 の解説

みなみチベットデタッチメント
南チベットデタッチメント

South Tibetan Detachment

高ヒマラヤ変成岩類とその上にのるテチス堆積物の境界をなす,低角度の正断層STDと略記。変成岩類からテチス堆積物を引き剥がす役割を果たしている。複数のデタッチメントからなることが多く,南チベットデタッチメントシステム(STDS)とも。エベレストデタッチメントやアンナプルナデタッチメントのように,地域毎に名前がつけられており,その総称としてSTDが使われている。高ヒマラヤ変成岩類がMCT(主中央衝上断層)に沿って2,200万〜1,600万年前に急激に上昇した際,テチス堆積物がSTDに沿って重力的に北方に滑動したため,その内部には横臥褶曲群が形成された。ヨーロッパアルプスのデコルマに相当する。参考文献B. C. Burchfiel et al.(1992) Geol. Soc. Amer., Spec. Pap., 269: 41

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参照項目:主中央衝上断層

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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