主中央衝上断層(読み)しゅちゅうおうしょうじょうだんそう

最新 地学事典 「主中央衝上断層」の解説

しゅちゅうおうしょうじょうだんそう
主中央衝上断層

Main Central Thrust

ヒマラヤ山脈の中核をなす高ヒマラヤ変成岩類の基底をなす低角度の衝上断層。MCTと略記。直上の片麻岩は花崗岩質レンズを含むミグマタイトからなる。直下の厚い延性剪断帯であるMCTゾーンは,逆転変成作用を示すレッサーヒマラヤ堆積物からなる。MCTに沿って,高ヒマラヤ変成岩類はレッサーヒマラヤ堆積物の上に100km余り衝上し,広大なナップを形成している。MCTに沿って高ヒマラヤ変成岩類が2200万〜1600万年前に急上昇した結果,高ヒマラヤが誕生したと考えられている。現在は活動していない。参考文献A. Gansser(1964) Geology of the Himalaya, Wiley InterScience

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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