南三北七(読み)なんさんほくしち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南三北七」の意味・わかりやすい解説

南三北七
なんさんほくしち

仏教用語。中国南北朝時代に有力であった 10種の教相判釈 (はんじゃく) をいう。釈尊が説いた経典には種々あり,それらを形式内容思想などに分類して体系づけることを教相判釈といい,南方の3種と,北方の7種があり,智 顗 (ちぎ) は,この 10種を批判し,天台宗独自の五時八教の教相判釈を体系化した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む