南三北七(読み)なんさんほくしち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南三北七」の意味・わかりやすい解説

南三北七
なんさんほくしち

仏教用語。中国南北朝時代に有力であった 10種の教相判釈 (はんじゃく) をいう。釈尊が説いた経典には種々あり,それらを形式内容思想などに分類して体系づけることを教相判釈といい,南方の3種と,北方の7種があり,智 顗 (ちぎ) は,この 10種を批判し,天台宗独自の五時八教の教相判釈を体系化した。

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