南三北七(読み)なんさんほくしち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「南三北七」の意味・わかりやすい解説

南三北七
なんさんほくしち

仏教用語。中国南北朝時代に有力であった 10種の教相判釈 (はんじゃく) をいう。釈尊が説いた経典には種々あり,それらを形式内容思想などに分類して体系づけることを教相判釈といい,南方の3種と,北方の7種があり,智 顗 (ちぎ) は,この 10種を批判し,天台宗独自の五時八教の教相判釈を体系化した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android