南三陸町防災対策庁舎

共同通信ニュース用語解説 「南三陸町防災対策庁舎」の解説

南三陸町防災対策庁舎

鉄骨3階建て、高さ12メートルの防災拠点として1996年に完成。東日本大震災で屋上を越える津波に襲われ、職員ら43人が犠牲になった。骨組みは残り、町民の間で保存解体かで意見が分かれた。2013年、同庁舎にいて生存した佐藤仁さとう・じん町長が解体を表明。一方、保存価値を評価する宮城県による期限付きの県有化が15年に決まり、解体は事実上見送られた。今年3月1日、佐藤町長は所有権を町に戻し、震災遺構として保存する方針を表明した。

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