南北間の通信

共同通信ニュース用語解説 「南北間の通信」の解説

南北間の通信

韓国と北朝鮮は、板門店パンムンジョムに電話線2回線を設置し毎日日中に相手を随時呼び出す態勢を構築している。黄海や日本海地域には軍当局間の通信線があり、2018年の南北首脳会談契機に首脳間のホットラインも設置した。しかし北朝鮮は韓国の態度に不満を抱けば「遮断」を宣言し、呼び出しに応じないことを繰り返してきた。南北間通信の断絶は技術的問題ではなく、南北関係の悪化を強調するために北朝鮮がつくりだす状態といえる。南北は通信が遮断されている間も、秘密接触声明、国営メディア報道などで随時相手方に意思を伝えている。(北京共同)

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