南喜殿庄(読み)みなみきどののしよう

日本歴史地名大系 「南喜殿庄」の解説

南喜殿庄
みなみきどののしよう

興福寺雑役免田である。延久二年(一〇七〇)の興福寺雑役免帳の高市郡に「南喜殿庄田畠六十町一段三百歩 不輸祖田廿七町八段六十歩 公田畠卅二町三反百卅歩」とある。不輸(租)田の内訳条里(括弧内は坪数)は、薬師寺田一町七反一八〇歩が二七条一里(四)、坂田寺田一六町一八〇歩が二七条一里(六)、二八条一里(九)・二里(五)・三里(一)、掃寺(守)寺田二町六段六〇歩が二七条一里(二)、二八条一里(一)、左京職田八段三〇〇歩が二七条二里(二)、二八条一里(二)、川原寺田八段が二八条一里(一)、葛木寺田二町九段六〇歩が二八条二里(四)、宗親院田九段が二八条二里(一)、大蔵省田九段一八〇歩が二八条二里(一)、豊浦寺田九段半が二八条三里(一)である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android