南山の寿(読み)ナンザンノジュ

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「南山の寿」の意味・読み・例文・類語

なんざん【南山】 の 寿(じゅ)

  1. ( 「詩経‐小雅・天保」の「如月之恒、如日之升、如南山之寿、不騫不崩、如松柏之茂、無爾或一レ承」による ) 終南山が崩れないのと同じく、事業などが永く続くこと。また、そのように人がいつまでも丈夫でいること。人の長寿を祝う語。
    1. [初出の実例]「宜南山寿、千秋衛北辰」(出典懐風藻(751)春日侍宴〈采女比良夫〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「南山の寿」の解説

南山の寿

長寿を祝うことば。

[由来] 「詩経―小雅・天保」の詩の一節から。「南山の寿の如く、けず崩れず(南山が欠けたり崩れたりしないように、いつまでも変わらず健やかでいる)」とあります。なお、「南山」とは、当時の周王朝の都の南にそびえていた山で、現在の周南山(せん西せい省内)を指します。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む