コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

終南山 シュウナンザン

世界大百科事典 第2版の解説

しゅうなんざん【終南山 Zhōng nán shān】

中国,陝西省南部,秦嶺のうち西安南方の一帯をさす。また秦嶺全体をいう場合もある。その名は西安すなわち長安の南にあたることに由来し,関中盆地では,渭河以北の北山に対し南山とも称する。標高2000~2900m。北側は大断層崖をなし,断層線にそって驪山(りざん)などの温泉が湧出する。渭河と漢水流域とを結ぶ交通の要所で,子午道などの〈桟道(さんどう)〉が開かれ,しばしば抗争の地ともなった。【駒井 正一】

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

しゅうなんざん【終南山】

中国、陝西省の秦嶺山脈の東部にある山。唐の王維など多くの詩人によってうたわれている。海抜約3000メートル。チョンナン-シャン。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

終南山
しゅうなんざん / チョンナンシャン

中国、陝西(せんせい/シャンシー)省南部、秦嶺(しんれい/チンリン)山脈中部に位置する名峰。単に南山また周南山、太乙(たいいつ)山などとも称する。南五台山、翠華(すいか)山、驪山(りざん)、圭峰(けいほう)山など、古都西安(せいあん/シーアン)の南部山地の歴史的伝承に富み、風景の美しい諸峰の総称でもある。主峰は標高2604メートル。なかでももっとも景勝の地として有名なのは翠華山で、山上には水湫池(すいしゅうち)と称する湖水があって、周囲は観光の中心となり、山腹には漢の武帝が建てた太乙宮の遺跡がある。南五台山には古くから多くの寺院が建てられ、いまも隋(ずい)代の古塔が残る。[秋山元秀]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

終南山の関連キーワード善導寺(寺)終南浄寿秦嶺山脈南山不落蝦蟇鉄拐南山の寿華厳宗南山宗興教寺王嚞王維太乙海抜道観詩人善導道宣杜順義湘東部

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android