南御山遺跡(読み)みなみおやまいせき

日本歴史地名大系 「南御山遺跡」の解説

南御山遺跡
みなみおやまいせき

[現在地名]会津若松市門田町御山 中丸

奴田ぬた山・吹矢ふきや山の山麓の小扇状地末端上標高約二四〇メートルに立地する。遺跡は以前から土器が散布しており、採集調査が行われていた。昭和二四年(一九四九)以後二度にわたり発掘調査が行われ、多量の弥生土器と破砕された管玉などが出土している。出土した土器は弥生時代中期中頃の型式として南御山I・II式に分類され、標式とされたが、このうち南御山I式は細別の可能性があり、その一方で詳細は未報告である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android