南新屋村(読み)みなみあらやむら

日本歴史地名大系 「南新屋村」の解説

南新屋村
みなみあらやむら

[現在地名]藤枝市南新屋・志太しだ二丁目・新南新屋しんみなみあらや南駿河台みなみするがだい一丁目

青木あおき村の西に位置し、大井川扇状地の北縁に立地する。村の東・南は平坦地で田地が広がり、北・西は丘陵地。村内を内瀬戸谷うちせとや川が流れる。東海道が通り、松並木の間に家屋が点在していた(宿村大概帳・分間延絵図)志太郡に属し、南新谷とも記された(寛文四年「西尾忠成領知目録」寛文朱印留)。寛永一九年(一六四二)の田中領郷村高帳に村名がみえ、高二五四石。以後幕末まで田中藩領。元禄郷帳では高二六〇石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android