南方特別留学生

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南方特別留学生

太平洋戦争中に日本が設立した東南アジアを対象とした国費留学制度で、「大東亜共栄圏構想一環。日本に協力的なエリートを育成する目的で、現在のインドネシアフィリピンマレーシアミャンマーなどから選抜された。1943~44年に約200人が来日し、日本語教育を受けた後に各地の大学や専門学校で学んだ。大半は20歳前後で、政府高官など有力者子息が多く、事実上の人質にすることで占領地での抗日運動未然に防ぐ狙いもあったとされる。

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