日本歴史地名大系 「南本所外手町」の解説 南本所外手町みなみほんじよそとでちよう 東京都:墨田区旧本所区地区南本所外手町[現在地名]墨田区本所(ほんじよ)一丁目・石原(いしわら)町一丁目南本所石原(みなみほんじよいしわら)町の北にあり、北・東は武家地、西は碩運(せきうん)寺と備後福山藩阿部氏蔵屋敷など武家地。もとは南本所村内の町屋で、田畑も所持していたが、万治元年(一六五八)田畑は上地となり、町屋はそのままとされた。同三年町内続地に上野館林藩蔵地ができたため、年貢米・切米の運送船が多数出入りし、諸商売人や船持らが町内に入り込み、借家・店借などの住宅が建込んだ。この家賃を町並年貢諸役に充てていたが、宝永元年(一七〇四)永代家作御免町屋となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報