日本歴史地名大系 「南松代町」の解説 南松代町みなみまつしろちよう 東京都:江東区旧城東区地区南松代町[現在地名]江東区大島(おおじま)二丁目竪(たて)川南岸の町屋で、西は十間(じつけん)川。地所は竪川沿いの部分と通りを挟んだ南側部分に分れており、東と南は猿江(さるえ)村。文政町方書上によると、深川町分郷六間堀(ろつけんぼり)の内だったがしだいに町場となり、寛文(一六六一―七三)頃百姓町屋を許され、正徳三年(一七一三)町奉行・代官の両支配。検地は元禄八年(一六九五)・享保一七年(一七三二)、反別七反。当初は一―四丁目に分れていたが、明和五年(一七六八)類焼して一丁目のうちが猿江材木蔵火除地となって深川佃(ふかがわつくだ)町西続きに代地を与えられた。寛政二年(一七九〇)一丁目残地および二―三丁目が類焼、同じく火除地となり、一―二丁目は小名木(おなぎ)川通高(たか)橋際、三丁目は本所二之橋(にのはし)通に代地を与えられ、常盤(ときわ)町一―三丁目と改称した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by