南江戸村
みなみえどむら
[現在地名]松山市南江戸町・南江戸一―六丁目・辻町・宮田町・大手町二丁目・三番町七―八丁目・千舟町七―八丁目・湊町七―八丁目
松山平野の西平坦部に位置する農村。北西方に分離丘陵の西山(大峰ヶ台・江戸山とも。一三三・三メートル)と久徳山(一八二メートル)がある。東は味酒村・藤原村、西は斎院村、南は竹原村・針田村、北は北江戸村に接する。慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の温泉郡の項に「南江戸村 松林有」とある。
西山に弥生後期の土器が出土したこと、古照で四世紀の高床建造物の遺跡が発見されたことによって、早くから農耕地帯として開発されていたと考えられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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